勉強堂 ゴルフ事業部
ゴルフをもっと楽しもう!

勉強堂とゴルフ事業について
ドローンとセキュリティ
1995年頃、まだインターネットが普及していない時代から、私たちはテレビ電話をセキュリティに活用するなどITを利用した遠隔管理システムに注力していました。AIBOが街を見回ったり、バルーンに取り付けたカメラが空中を移動しながら監視するといった、そんな近未来を思い描いていたのです。
その思いがぐっと現実味を帯びる1つのきっかけがドローンの登場でした。遠隔で自由に機体を操作でき、人が行くことのできない場所に行って俯瞰の視野が手に入るのです。まるで空飛ぶAIBOだと思いました。このドローンを使って何か面白いことができないかと考えた時に、ゴルフと組み合わせることを思いつきました。ドローンが広大なコース上空を飛びながら異常がないかを確認したり、キャディの代わりにボールを探したりできたら、時間や人件費の節約につながって便利ではありませんか。ゴルフ&ドローンでゴローン。語呂も良い。このアイディアは2018年の大分商工会議所主催による合同プレス発表会でお話しさせていただき、ドローンとセキュリティ、そしてゴルフを組み合わせたビジネスモデルとしてご紹介しました。
ゴルフと無人化営業
次の大きなきっかけは、2018年6月に東京で行われた「賃貸住宅フェア」です。
ゴルフシミュレーターのメーカーが、空き店舗の有効活用として24時間使える屋内ゴルフ場のプレゼンをしていました。このメーカーは実際に24時間無人営業の室内ゴルフ場も直営していましたが、確認したところセキュリティと人件費がネックとなって営業が頓挫していました。この話を聞いた時、私たちならできると思いました。私たちの得意分野でもあるネットワークカメラや入退室管理といったノウハウを生かして解決できると思ったのです。
同年12月、商工会議所主催のニュービジネス展示会において「無人化営業」についての発表をしたあと、これを実現する形で株式会社クリエイドが経営する24時間完全無人営業の室内ゴルフ練習場「Fungol24」にセキュリティシステムやカメラ、ゴルフシミュレーターを納品して立ち上げをお手伝いをしました。本格的にゴルフ事業をスタートさせた時期でもあります。
まちなかゴルフOITA
2020年9月29日、私たちは満を持して「まちなかゴルフOITA」を中央町にプレオープンいたしました。
「まちゴル」には様々な最新技術を導入しており、シミュレーションゴルフを通してセキュリティシステムや遠隔管理、IoT、AI、VR、eスポーツなどを体験することができます。また、「まちゴル」は完全無人化営業のため、会員様はICカード(会員証)で入退室できるほか、将来的には顔認証技術によって入退室できるようなシステムを導入する予定になっています。
IT技術がより身近に、加速度的に日常生活に浸透しつつある今日、私たちが1995年頃に思い描いていた世界が、ゴルフを通じて現実に近づいています。
まちゴルが目指すもの
「まちなかゴルフOITA」はその名の通り、街の中心地で大分駅の目の前にあります。近隣の店舗とも協力しあってイベントを企画し、中心市街地の活性化にも尽力したいと思っています。
また、子どもさんや年配の方でも楽しめる「SNAGゴルフ」やパターシミュレーターなども準備して、生涯スポーツの振興や世代間コミュニケーションの促進にも貢献していきたいと考えております。
一方、2019年に箱根で「ブラインドゴルフ世界大会」を見学する機会に恵まれました。以前から障がい者スポーツ支援にも取り組んできましたので、ゴルフをベースにITの力でより一層お役に立ちたいと考えています。
犯罪のない街づくり
ゴルフは審判が存在しないスポーツです。
スコアは自己申告で、場合によっては誰も見ていない状況でショットをすることもあります。にもかかわらず、ゴルファーは虚偽の申告や不正なプレイをしないのです。これは「ゴルフは紳士のスポーツ」という理念が確立されているからで、ゴルファーにとっては当然のことなのです。
この「嘘をつかない、ズルをしない」という考え方は私たちが普段暮らしている社会でも重要な要素で、一人一人が誠実であることが犯罪のない街づくりに必要不可欠なのです。
たくさんの方々にゴルフの楽しさと理念に触れていただき、ゴルフを通じて安全・安心な街づくりに貢献していきたい。私たちの新しいチャレンジは、まだ始まったばかりです。